会の紹介



■「原発を考える戸田市民の会」発会にあたって


昨年(2011年)3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故は、私たちの意識と国のあり方を見つめなおす、大きな機会となりました。1年2ヶ月たった今なお、被災地の復旧・復興は遅れ、避難者16万人、福島県の県外避難者は6万人と言われています。

復興の大きな足かせとなっているのが、政府の対応の遅れと、原発事故による放射能汚染ではないでしょうか。
ひとたび原発事故が起きれば、放射能汚染の広がりを防ぐことはできません。大気や土壌、水が汚染され、生活にも農漁業にも甚大な被害が起きること、とりわけ幼い子どもたちの健康に不安が突きつけられることを、私たちは目の当たりにしてきました。
いまや国民世論は「脱原発」が80%を超えています(2012年3月国民世論調査会)。しかし政府と電力会社は、事故の反省もなく、原発依存の道を推し進めようとしています。日本の大きな分かれ道です。

私たちには、原発のない日本を実現し、放射能汚染のない安全な社会を子どもたちに手渡していく責任があります。
そのためにも、まず市民が原発について学び、正確な情報を共有していきましょう。「原発を考える戸田市民の会」に、多くの皆さんのご参加をよびかけます。


2012年6月1日
代表 高柳美知子(とだ九条の会)


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